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2007年9月

2007年9月30日 (日)

保護中毒




デイリーポータルZに書かれた総裁さんの記事を読んでグッとくるものを感じて、僕も撮ってみた。
無駄なものが一切ないその無機質でシンプルなたたずまいが素晴らしい。奥に見えるポイントも小気味よい隠し味として効いていやしないか。まさにポイントである。

ちなみに、僕が紹介するまでもないことだけど、総裁さんというのは21世紀の団地界を牽引するドンである。



話は変わって、あと10分ばかりでF1日本GPである。あいにくの雨であるけれど、PPを取ったハミルトンにはここまできたらぜひともチャンピオンになってもらいたい。


さて、F1やバイクレースなど、ヘルメットがむき出しのモーターレ—スには「バイザー捨て」という行為がある。レース中、オイルやタイヤカスでヘルメットのシールドが汚れてきてしまうのを、事前にシールド部分にフィルムを貼っておき汚れてきたらそれを剥がしてクリアな視界を確保するというものだ。このフィルムは何枚も重ねて貼っているから、レース中その枚数分だけはバイザー捨てができる。片手でバッとフィルムを剥がす姿に心をときめかせ、自分でもやってみたいと思ったモータースポーツファンは僕だけではないはず。捨てられたフィルムが太陽の光で反射し、キラキラと光り中を舞う姿はなんとも美しい光景である。



購入時に、携帯電話の液晶部分についている保護フィルムや、傘の柄の部分のビニールをいつまでも貼っている人がいる。そう言った人になぜ取らないのかと聞くと、汚れないようにだったり傷つかないようにだったり、と言う。汚れたり傷ついているより保護フィルムをつけっぱなしのほうがよっぽどダサイと思う。中にはそれらが剥がれかけていたり、ボロボロに破けていたり穴があいていたりしても頑なに取らない人も見受けられる。その人のセンスをかなり疑う光景だ。そこまで付けていたいのなら、保護フィルムを保護するフィルムを貼ればいいと思う。保護フィルムを保護する保護フィルムが汚れたり破れたりしてきたら剥がせば下から綺麗な保護フィルムが出てくる。何枚か貼っておけば、何度汚れてもすぐに綺麗な保護フィルムが出てくる。それを見て悦に入ればいいではないか。


と思っていたら、これ、「バイザー捨て」と同じではないか。センスがないと言った行為のさらにその先には、自分の好意を抱くものがあったわけだ。なんとも複雑な心境である。




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2007年9月28日 (金)

新宿御苑で



ファミレスやマックというのもありきたり、ということで新宿御苑で旅行の計画を立てることに。園内の四阿に腰を降ろし、時刻表を広げる。一転二転三転くらいし一日がかりでようやく見通しがついた。


園内を歩いていると、「やっぱ自然はいいなあ」という声が聞こえてきて少々驚いた。僕にはここが自然という認識はなかったからだ。どこをどう見てもすべて計算され人口的に作らているようにしか見えない。これが良いとか悪いとかではなく、庭園とはそういうものだ。




関係ない話を一つ。「予想GUY」「予想外」というけれど、ソフトバンクでもっとも予想外なのは、年数ありきの携帯本体のあの価格だと思う。




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2007年9月26日 (水)

ロックンロール奈良俣

エーちゃんは「地下鉄はロックだ」と言ったらしいけど、僕はここに「ダムはロックだ!」と宣言させていただこうと思う。意味?それは別にないよ。まあ、してあげれば男なら誰しも一度は「代打、俺」と言ってみたいような感情と同じものだ。



奈良俣ダムである。初めてのロックフィル式である。すなわち記念すべきロックフィル式ロストバージン。赤飯でも炊けばよかった。


堤体の斜面はすべて岩で敷き詰められている。なんというのかこの職人気質。これだけの広大な範囲を1メートルほどの大きさの岩だけで隙間なくぴっちりと収めているこの風貌。重力式やアーチ式とはまた違うゆったりとした傾斜に(それでも間近で見るとかなりの角度がある)、何事にも動じない人生の経験を多く積んだこの道何十年という職人の姿が重なりはしないか。いや、しないとは言わせない。男なら誰もが憧れるどっしりとした姿である。そう、それこそが「代打、俺」の精神ではないか。そのスケールや大関、横綱クラスのしこをも思わせる雄大かつダイナミック、それでいてインテリジェンスも兼ね備えているという、サーティーワンのトリプル頼めばもれなくもう一つ!みたいなこのお得感。いや、お得感ではないけど。サーティーワンでもないけど。


天端の上からそのトウトウとたたゆる湖を眺めていると、となりで同行した友人がなにやら奇怪な行動を取り始めた。「ゆーもあ!ゆーもあ」と奇声を発しながら気持ちの悪い屈伸運動を反復している。このすばらしい景観を台無しにする気か!?と憤慨して、洪水吐から突き落としてやろうかと思ったけどかわいそうだからやめた。もちろんかわいそうなのは……以下略。




次はどこ行こうかな。



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2007年9月23日 (日)

矢木沢ダム

関係各所、諸般の事情により直前まで煮詰めていたMotoGPは中止。けれど三連休はそこにあるわけで、群馬ダム巡り。


今回行ったダムは、ダムに関心を持つようになってまもなくして以来、行きたかった場所。まずは矢木沢ダム。ご覧の通りアーチ式である。ハングした壁が人を寄せ付けることを拒み、サイドの岩にがっちりと食い込んだ堤がその内なる荒々しさを表現している。しかしそれでいて、このすべてを包み込むような丸み、一定感覚で備え付けられているキャットウォークが女性的な優しさと自分を綺麗に見せたいという欲求を醸し出している。そう、今風な言い方をすればツンデレといったところか。白いコンクリートは色白美人を想像させ、青い手すりは口に引いたルージュのよう。アーチ式は大変女性的である。

あのーついてきてます……?どんどん行くよ?



ここのダムの特徴は、このスライダーだ。ゲートを開かれた水は、この洪水吐を通りすべり落ちる。そのときはもちろんジャッキーチェンも一緒に。そしてスピードを増した水の流れは……。


ここから大ジャンプし、下を流れる川へと落ちていくという、一大スペクタクル、阿鼻叫喚、空前絶後、前代未聞な機構を備えているのだ。ぜひ放流を見たいものである。


ようやくここにこれたといううれしさのあまり天端で、「ゆうもあ踊り」を踊っていると(両手を脇につけ、手のひらを正面に開いて「ゆうもあ!ゆうもあ!」のかけ声と共に、がに股にした足を屈伸させる)、同行していた友人がオホーツク海流並みの冷たい視線を送ってきたので、ダムに突き落としてやろうと思ったけどかわいそうだから止めた。もちろんかわいそうなのはダム。数年後、白骨死体が出てきたときに、矢木沢ダムのイメージが著しく悪くなる可能性がある。心が狭く汚れきっている友人一人のために、罪のない矢木沢ダムを巻き添えにしてはならない。一緒に踊ることで妥協を計った。


想像以上のすばらしいダムであった。今後、矢木沢という名字の人に出会ったら、無条件で好きになれそうである。



続いては奈良俣ダム。




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2007年9月17日 (月)

MotoGP ポルトガル戦にて

スタート前のグリッド上。ロッシがカメラに映ったとき手に白いボードを掲げていた。なんだ?と思って見たら、

「COLIN WE'LL MISS YOU」

だって。彼は本当にこういうことがスマートにできる人だなあと。


僕もYAHOOニュースで見ただけなんだけど、これやっぱり本当なのかな。僕がWRCを見るようになった時期というのが、コリン・マクレー全盛期だったからちょっと気になる。



お、なんだか今回のロッシ、ここ最近にない本来の走りといった感じ。こういうときの彼は本当に強い。



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白丸ダム



関東を直撃したこの前の台風とここ1、2週間の雨でまだ放流しているだろうと予測を立て奥多摩を目指す。ビンゴ。濁流と化した多摩川を見て胸を踊らせる。


写真は白丸ダム。小振りな上に、いつだって皆の視線は上流にある奥多摩ダム界のスター、小河内ダムばかりで、地味な役回りの彼の存在はあまり知られていない。でもその面構えはいぶし銀で職人気質。なんたってここで都営地下鉄の電気は作られているって話なんだからいい仕事してるよ。ああ、美しきかなローラーゲート。


そしてここの特色はなんといっても、堤高30mもあるのに魚道があるということ。これを見るには事前の申し込みが必要で僕もまだ見たことがない。そうそう、最近魚道にも興味が出てきているんだよね。ぜひ1度見たい。ここの「魚道落差27m、魚道延長332m」というスペックだけで見ても、胸キュン(死語)。

10月あたり紅葉と絡めて誰か行かない?
え、抱き合わせ商法じゃないかって?だって、こうでもしないと、紅葉なんて見に行かないでしょ?俺がね。




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2007年9月13日 (木)

写真エンプティ




だいたい毎週末に写真を撮って、それをその週のブログにUPしている。けれど先週末は写真を取れなかったため、今週は最近取った中で残っていたものを小出しに使っていたんだが、今日でストック切れ。


今僕が使っているカメラは、5年くらい前のデジカメ。ちょっとひどすぎるなあ、と思う。自分に技術がないのはもちろんそうだけど、それ以前の問題として、あんなものを使っていちゃだめというぐらいひどい。
きっと写真をちゃんと勉強したことがある人が僕の写真を見ると、相当気持ち悪いと感じるのではないのかと思いながら載せてます。我流でいじくり倒してるし、白飛ばしまくりだし。でも僕は勉強したことないのでその気持ち悪さがうっすらとしかわかりません。

近いうち旅行の計画もあるので、カメラでも買いましょうか、ちょっといいやつ。



午後の紅茶のストレート。あの味はどう考えてもストレートではないと思う。



Twitter始めて見ようかと思ったけど、そんなことしたらブログに書くことなくっちゃうという危機感がよぎり見送り。



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2007年9月11日 (火)

ダム普及




昨夜、年下が多数占める学生の飲み会に参加した。なんだか完全アウェーだなあと思った次の瞬間、未だかつて飲み会でホームであったことなんてあっただろうかと思い返し、ずいぶん具合がよくなった。
「ウーロンハイ、焼酎抜きで」という、酒を飲み始めの二十代前半の者には分からない誰もが一目置くアダルトな頼み方をしたところで一人の男子が声をかけてきた。
どこで聞いたのか「nishifuj1さんてダム好きなんですよね?」と質問してきて、肯定する僕にさらに彼は「何派?」と聞いてきた。「アーチも捨てがたいけど、どちらかといえば重力式派」と答えた。彼もダム好きらしくロックフィル式派だと言っていた。



しばし彼とダムの話で盛り上がった。アウェーでありながら、強力な味方を見つけた。
ふと周りを見渡すと先程からこちらに熱い視線を送ってくる女の子がいた。彼女とは挨拶はすれど今まであまり話したことがない。あの目は好意を寄せている者を見る目のそれに似ている。10代だったら、確実に好きにちがいない、と確信しているところだから俺も大人になったものである。


僕らの中でダム話が一息ついたところで、タイミングを見計らっていたかのようにそれまで視線を送ってきていた彼女が動いた。グラスを持って僕らの間にちょこんと座ると、「私も好きなんですよダム。砂防派ですけど……」と遠慮がちにおっしゃった。二人して「砂防派!?」と聞き返したのは言うまでもない。


砂防ダム……、それは、厳密に言うとダムであってダムではないのだ。日本の河川にもっともよくあるダムと名の付く建造物ではあるが、貯水機能などは備えておらず基本的には土砂災害の防止に特化しているため、一般的なダムとは別のものと考えられている。最近は一般的なダムと区別するために、砂防堰堤と呼ぶのが正しいとされている。


あの地味な砂防ダムをなぜに好きなの?という問いは、今まで僕が受けてきた「なぜにダムなんか好きなの?」という問いとまったく同じ性質をはらんでいることに気が付きその疑問は飲み込んだ。しかし、よくよく考えてみれば、大抵の砂防ダムのその構造は、重力式ダムに似ているし、形式は少ないながらもスリットダムやセルダムなどもある。これはもう同じダムを冠している仲間である。飲もう、そして語ろう。


この飲み会には総勢9人が参加していた。完全アウェーで始まったものの、気が付けば全体の三分の一を占める勢力に僕は所属しているのである。もうマイナーなんて言わせない(*1)。近年、稀に見る実りある飲み会であった。



(*1)いや、やっぱりマイナーだと思う、うん。

2007年9月10日 (月)

ダム啓蒙

昨日の写真は京都のとある交差点のものです。関東では見たことのないタイプ。いたるところにこんなのがゴロゴロしていた。さすが京都、歴史の厚みというものを勝手に感じたしだい。



職場の女の子が10月に旅行に行くという。場所は黒部ダムだそうだ。聞けば彼女は生まれてからダムを見たことがないらしい。そんなバカな、と、ダムとの甘酸っぱい思い出とかインクラインの中で語った仲間との青臭い経験とか一つもないわけ?と詰問に近い質問を繰り返す僕に、彼女は首を横に振るばかり。ならばこれは良い機会とばかりに、ダム好きをカミングアウトしつつ、いかにダムがすばらしいかを仕事そっちのけでレクチャーした。頭の中でおせっかいという言葉が反芻はすれど、ゲートが開放され放流が始まったダムの如く言葉は口から溢れてくる。


月曜から仕事が少しやりずらくなるかもしれない。少し……、じゃないといいな。



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2007年9月 9日 (日)

Mr.Children “HOME” TOUR 2007




熱狂的なMr.Childrenファンの友人から誘いを受けてMr.Childrenのライブに行ってきた。席が二階席だったため、肉眼で桜井氏は米粒のように小さかった。ライブ中の7割の時間をステージ横のオーロラビジョンを見ていた。


ミスチル初心者の僕でも楽しめた。さすがである。「名もなき詩」や「イノセントワールド」など名曲中の名曲も披露してくれたのはうれしい。その中でも特に「彩り」と「シーソーゲーム」が聞けたのはよかった。



アップテンポな曲のサビになると、大規模ライブ定番のアレが始まった。アレとはつまり僕がGLAYファンの十八番だと思っているアレである。つまり、両手を空に突き立て前後に振る、サッカーのスローインのような仕草をするアレである。拳を突き上げたり、手拍子したりはできるけれど、どんなライブに行ってもあれだけはできない。会場全体一糸乱れぬ姿というのに一歩引いてしまう。なんだかあれって、パラパラをやっている人を見たときのこっぱ恥ずかしさと酷似した感情を抱く。


1曲歌い終わる毎に、桜井氏が深々とお辞儀をするのが印象的だった。




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2007年9月 7日 (金)

荒れるレースと非日常




帰宅中の電車内で後輩の進路の相談にのっている僕と同じ年くらいの青年がいた。その話の締めとして先輩は「ま、俺も二十代半ばにして大分人生が分かってきたから」と言っていた。


F1やMOTOGPを見始めの頃、突然の雨や多重クラッシュ、ピットアクシデントなどいわゆる「荒れる」レースが好きだった。ビジュアル的に派手で飽きないからだ。しかし、だんだんとチームの特徴やドライバーを知るにしたがって、天候に左右されたりクラッシュがあったりリタイアが多数出るレースが嫌いになっていった。純粋にコース場のバトルのみ、なるべくドライバーの力量が生かされるレースが見ていておもしろいと感じるようになったのだ。レースを見る目ができた、ということかもしれない。



子供の頃、台風が好きだった。未明には直撃の模様、なんて聞くとドキドキした。避難勧告という響きに憧れにも似た感情を抱いていた。体育館での避難所生活、というのもなんだか修学旅行みたいで少しうらやましく思った。


でも、もう嫌だ。そういうことはなるべくなら経験したくない。何事もない日常がいいと感じる。今だって明日出かけないといけないと考えると、台風なんて早く通り過ぎてくれと憂鬱な気持ちになる。自分が意図していない場所で日常が「荒れる」のは勘弁だ。レースの件に重ねると、これは人生が分かってきた、ということか。



でも、先の車内の青年のように、まだまだそんなことは口が裂けても言えない(というか、口が裂けたらしゃべれないと思う)。だって、上陸上陸と騒いでいて、寝て朝起きてテレビ点けたら、寸でのところでそれました、と聞いたときには、不謹慎ながらちょっとだけ残念に思う自分がいるから。
そして「俺は人生が分かっている」なんていう先輩には、ついていきたくないとも思う。

2007年9月 2日 (日)

感傷注意




先日、街で見つけた地獄表。平日と、土日祝日のダイヤを分ける理由がわからない。もっと言えばもう、運行しなくてもいいんじゃないかな。


ジャンクフーダーな俺に取って朗報。ビックマックが200円らしい。ということで久々にビックマックを食べてきた。ジャンクフードの類いの味って、ガチャガチャしていて、おいしいというより楽しい。子供のころのビックマックってもっと大きいイメージだった。だいたい土俵くらいの大きさだと思っていた。イメージだよ、イメージ。




もう人生で何度となく超えてきた日曜日の夜。それなのに毎週、学生のときの8月31日の夕方みたいに、明日のことを考えるとなんだか胸がキュンとしてきて泣きそうになる。ほら、ついこの間まであれだけ鳴いていた蝉がもう鳴いてない。代わりに泣いてくれていたのかもしれない。



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