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2008年3月

2008年3月31日 (月)

バックカントリー風味

バックカントリーがしたい衝動に駆られ、その欲望を押さえる事ができず気が付いたら、休日、北へ向かう新幹線に乗っていた。中学生の時、マスコミに「キレる世代」というキャッチコピーを付けられた年代なのだけど、ああ、そうかとここにきてそれを実感。我慢ができない。






リフトを降りて森の中をハイクアップ。とは言っても本格的なバックカントリーの経験のない僕がガイド無しでやるのは無謀極まりないので、今回は、その雰囲気をちょっとだけ味わう、言ってみれば「ドレッシングゆず胡椒味」のゆずくらいかるーいやつ。風味を味わおう。趣きを楽しもう。若者言葉で言うところの 「○○みたいな?」っていうやつみたいな?






標高が高いのと、現地の人の話だと昨日雪が降ったという好条件で、この時期なのにパウダー。膝パウ。






VIVA非圧雪!と思うも、見渡せる範囲には人の気配がまったくない。頭の片隅は常に「遭難」の2文字。先に入山した人の雪に刻んだ滑った跡が心の支え。とはいえ、ホワイトアウトしない限りは遭難したくたってできないくらいの山の入り口付近。






こんなに人の滑った跡があるけど、ここもゲレンデではない。ゲレンデにはない開放感と雪質にここまで来た甲斐があったと感動。涙を流す、花粉症で。




スノーシューを背負って山に入っていく人もけっこういた。滑る滑らないは別にして、スノーシュー履いてトレッキングもなかなかおもしろうそうだ。


大変おいしい雪でございました。



2008年3月25日 (火)

鉄道廃線跡とパラボラアンテナ

池袋まで若者の朝帰りラッシュに巻き込まれ心が淀む。休日の朝っていつもああなのか。予定通り、夜明けとともに高崎線。


高崎から信越本線で1つ目の目的地、横川。有名なめがね橋まで廃線跡を歩く歩く歩く。約5キロの急勾配を小一時間ほど歩いて到着。





ここからバスに乗る予定だったけど、バスなんてこないことが判明。希望的観測だったことが露呈。妄想だったことが判明。計画のなさが浮き彫り。再び今来た道を戻る事に。往復10キロ。それでも、ま、しょうがないかと心が折れなかったのは、今までの旅で、さんざんこういう予期せぬハプニングに巻き込まれてきたからだと思われる。いいんだか悪いんだか。



横川に戻り、バスで軽井沢に抜ける。噂には聞いていたけど、さすがに観光地軽井沢。ものすごい人。西武グループの力を見せつけられた。道路の名前にまで「プリンス」の冠がついているなんて。しかし、どこにでもあるようなブランドショップが寄せ集まったアウトレットモールの何がそんなにおもしろいのだろう。



軽井沢からはしなの鉄道。三セクは運賃が高いねえ。まあ、しょうがない。いつかは行ってみたい、テクノ好きの聖地である「テクノさかき」駅の手前、小諸駅で下車。ここから高原鉄道小海線へ。



本日、3つ目の目的の場所がある野辺山駅で下車。あ、2つ目は小海線に乗る事だったのだ。駅からレンタサイクル借りて10分。本日のメインディッシュ、国立天文台野辺山キャンパスへ。受付で記帳を済ますとそこには、







うわあー。まずはミリ波干渉計がお出迎え。か、格好いい…。なによ、このソリッドな佇まい。好きなあの子をデートに誘う時くらい心拍数上昇。ああ、後ろ姿だけじゃなくて前も見せろって?承知しております。






後ろ姿があれだけ美しいんですもん、前から見たってそりゃお綺麗です。後ろの八ヶ岳に負けず劣らず。移動するときは、下に敷いているレールに乗って移動。


このミリ波干渉計は全6台、アンテナの直径は10メートル。複数台ある理由は、それぞれが補完しあって大きなアンテナで観測しているのと同じ効果を得るため。つまり、6台で直径約600メートルのアンテナに匹敵する分析力を持っているのだ。今気が付いたけど、ああ、これって分散コンピューティングの発想と同じってことで間違っていないだろう。



そして、敷地の最奥に鎮座していられますのが、彼。





さっきのミリ波干渉計の4.5倍の大きさ、世界最大級45メートル電波望遠鏡。で、でけえよ。ここまで来るとSFの世界。スターウォーズ。


小学生の時、車で近くを通ったとき目にして以来、いつの日か間近で見たいと、このパラボラのことは片時も忘れた事はなかった、のは嘘だけど、なぜか今日までこなかったんだよなあ。すぐに来れる距離なのに。免許を取ってまずすべきことは、ここに来る事だったと少し後悔。ダムを巡る前にまずはここだっただろう!と。



どのくらい大きいか、この写真だと分かりやすいかと。







また来よう。うん。今度は車で、近いうちに。野辺山の真っ青な空の下で見たら、僕は泣いてしまうかもしれない。



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2008年3月22日 (土)

きぼう、みーつけた!




参加している天文系のメーリングリストから先日、おもしろいメールがきたので紹介。ちょっと遅くなってしまったけど。



東京工業大学附属科学技術高等学校 科学部が主催している「きぼう、みーつけた!」というイベント。ISSを目撃して、http://www1.hst.titech.ac.jp/club/sci_club/event.htmlに報告。



ここで、各地の見え方や日時が分かる。
http://kibo.tksc.jaxa.jp/


これで見ると、次東京で見えるのは25日。この時点でもう土井宇宙飛行士はISSから降りてしまっているみたいだけど、時間があれば見たいなあ。



これに関連して、というわけじゃないけど、明日、「宇宙に近い場所」に行ってきます。朝、4時半起き。




2008年3月11日 (火)

八ツ場ダム予定地

山道を走っていて、それまで車がすれ違うのもやっとのような狭い道が、急に片側二車線になったり、広域農道のような、よく整備された道路が出てきたりすると、期待が高まる。ダム好きの人はけっこう多いんじゃないかな、この気持ち。ダムの気配だ。


これはつまり、ダムを造るにあたって、大きな工事用車両が通れるようにその周辺道路も拡張された名残で、全部がそうだってわけじゃないけど、割と新しくて大きなダムはこういうことが多い。



先月、雪山に行った時、川沿いの谷間を走る山道に突如、高速道路クラスの工事中の橋脚があらわれた。橋脚は上流にかけて続き、横を流れる渓谷には砂防ダムを作っていると思われる箇所がある。もしかして、だ。


さらに上流に進んだところにやはりあった。ダム建設工事事務所。ゆっくり見たかったのだけれど、バスだったため車窓から眺めるほかなかった。


さっそく家に帰って調べると、僕が見たのは「八ツ場ダム」のダムサイト予定地だったことが判明。



そこで、先日行ってきた。久々に18きっぷを使って。池袋から電車に揺られること3時間弱。川原湯温泉駅に到着。その名の通り、ここには奇祭「湯かけ祭り」で有名な川原湯温泉街があるのだけど、ダムが出来るとここもダムの底に沈む事になってしまうのだそうだ。そのため、今は水面よりも高い場所に新しく温泉を汲み上げそこに新温泉街を作る計画があるのだと。





先日、僕がバスの車窓から見た橋脚は、ダムの底に沈んでしまう国道145号線の付け替え道路。





写真の真ん中にあるのが、その高架の橋脚。これが何本も生えてる。付け替え道路にしてはあまりに立派だから疑問だったんだけど、どうも上信自動車道の地域高規格道路に指定されているらしい。

ダム完成時には、この写真に映っているほとんどの場所が水の中だろう。




現在は、まだ堤体の工事に入る前の段階の、道路や線路の架け替え工事の段階。そこで、これはダム本体の工事を最初から最後まで見れるチャンスかもしれないと思った。18きっぷシーズンのたびに行けば、少なくとも年3、4回はダム工事の進捗具合を観察できるのだ(車を使えばもっと行けるけど、少々面倒くさい)。



そこで俄然ほしくなるのが、超広角レンズなのだけど、それを買わずしてもパノラマ写真ができる方法を最近知った。スティッチャーと呼ばれるソフトがあって、これは写真同士を自動で繋ぎ合わせてくれるのだ。ここで問題になるのが、ホワイトバランスや露出の違いが繋ぎ合わせたときに出てしまうのだけど、中にはそれも勝手に調整してくれるソフトもある。しかし、どうも素人が簡単に使えるかつ日本語対応のものが見つからない。仕方ないから英語版でいいかと思っていたのだけど、ここでうれしいニュース。もうすぐAdobe Photoshop Elements 6の日本語Mac版が発売になるらしい。これは買いだ。もちろんこれを買う理由は「フォトマージ」というスティッチソフトの機能を搭載しているから。

なんだか宣伝みたいだからもうやめよう。







この神社はぎりぎり水没するかしないか微妙なところ。けど移設されると思う。



先の場所に訪れたとき、もちろん、川原湯温泉に入ったのだけど、週末というのに、ほとんど観光客がいなかった。たしかにあともう少し足を伸ばせば草津という大変ネームバリューのある温泉があるので、この光景は想像していたけど。それにしても人がいなかった。露天風呂、貸し切り。



ちなみに国道145線と同様に、吾妻川沿いを走るJR吾妻線も付け替え。だからもうすぐ今の路線は廃止になってしまう。乗りたい人はお早めに。まあ、今回はこちらがメインで行った、みたいなところはある。

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