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2009年11月

2009年11月28日 (土)

アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち@吉祥寺バウス

今日は明日のTAMA CINEMA FORUMのために実家に帰ってきました。見ないうちに調布駅がすごいことになってました。


さて。


今日は『アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち』だぜ!もう泣けた泣けた。僕はメタルは全然知らないし、アンヴィルも名前くらいしか知らなかったのですが、感動しました。ストーリーとしては、ほんの一時名声を手に入れたけどもう売れなくなったメタルバンドがもう一度その栄光を取り戻す物語、なわけだけど、それだけじゃないのだ。


もうさ、スーパーでバイトしてるところで泣けるよ。日本じゃ何万人て人の前でライブやった人間がだよ。でも、きっと、だからこそ、今の今までバンドをやり続けてるわけだよ。あの大歓声に取りつかれているわけで。あれ、これってなんかで観たような……そうです!ミッキーローク主演の『レスラー』じゃん!彼もまた、昔の声援が忘れられなくて、そしてそこでしか生きることができずにリングに上がっているんだけど、アンヴィルもまたそれと同じ。


彼らはヨーロッパツアーへと出るわけだけど、ダメなマネージャーのせいで電車には乗り遅れる、満席で乗れない、ギャラは支払われない、一万人のフェスと聞いていたのに、150人の体育館でのライブ……等々、まあどこまでもいい環境でできないわけです。



それでも彼らはあきらめず、次はきっといい環境で、次こそはたくさんの観客の前でとバンドを続けていくその姿勢に、僕は涙が止まりませんでした。普通、映画ってぐうーっとこみあげてきたところがあったら、少し落ち着いてそしてまた盛り上がってという波があるけど、もちろんそういう風に緩急をつけて脚本が書かれているからだけど、中盤からずーっと泣けて泣けてしょうがなかった。


真摯に夢を追いかける姿、あきらめない姿、けれど現状とその夢とのギャップはあまりにも大きく……。それでもちょっとでも前へと進もうとする姿はどうしたって感動するじゃない。


アンヴィルを知っている人、音楽をやっている人だけじゃなくて、夢を追いかけている人、追いかけたことのあるすべての人に当てはまる物語です。



だからほんとこの映画は『レスラー』に近い。近いんだけど、ある点においては対極的なところもある。それは『レスラー』のランディにはあの先がないってことで、いくらリングに上がろうがもう未来は絶対にないし、栄光すらも戻ってくることはないんだけど、アンヴィルにはあるわけです。あきらめない限りまだまだずーっと未来があるわけです。だからこそ、あのラウドパークへとつながっていくと。

そしてもう一つ、アンヴィルには戻る場所、家族という帰る場所がちゃんとあるんだよね。




この映画のおかげかどうか知らないけど、アンヴィルのCD好調みたいですね。

2009年11月26日 (木)

エスター@渋谷東急

$concourse mixer-DSC00474.JPG怖くてもう耐えられない!って席を立ちたくなったことは初めてでした。




以下多少ネタバレ含むので、これから観るっていう人は読まないほうがいいと思います。多くをネタバレするつもりはないのですが、この映画は一切の情報を入れないで、それはあらすじすらも知らないで観た方が絶対おもしろいので。



平日の朝一ということもあってガラガラ。調べた限り全国でここだけしかもうやってなかったのになにこの人が入っていない具合。僕はこの映画全然知らなかったのですが、信頼出来る映画ライターの人がおもしろいと言っていたのを聞いて、まったくどんなストーリーかもわからず、ホラーとすら知らずに行きました。



で……、今年観たホラーの中で一番怖い!怖いだけじゃなくて、おもしろい!
冒頭の設定にかなりの時間を割いていて、それなのにもかかわらず決して説明的でなくちゃんと飽きさせないように工夫が見えます。そして中盤にさしかかると、もうずっと恐怖の連続。ベタな表現で、怖いもの見たさを描くとき、手で顔を覆って指の隙間から伺うってしぐさあるでしょ?あれ、実際に僕はこの映画を観ていて怖い場面にさしかかるとやりました。もうね、直視できないの怖すぎて。絶対起こっちゃだめなことが起こるのはわかってんだもん。でもここ見逃したらこの映画観てる意味ないし……。終止、そんな調子。



小説でも映画でもそうだけど、僕の持論で、どんなストーリーだろうが、事前にまったく知らないほうが楽しめるって思っているのですが、よく宣伝で「衝撃のラスト!」とかやるでしょ。そんなこと言われたら、そこで何かが起こること、大どんでん返し的なことが起こるんだなって分かっちゃうからつまらなくなるのは当たり前で、だから一切、あらすじすらも知らない方がいいと思っているんだけど、今回の『エスター』もまったく内容知らなかったからその衝撃たるやすごかったです。本当に観るつもりなら、これ以上は読まないほうが絶対いいです。ていうか観ろ!だから読むな!!







えーと、つまり最後、シャマラン的なことが起こるんです。ただね、僕がいいたいのはその結末もすげー!!!んだけど、そうじゃなくて、そこまでに至る伏線やストーリーの運びがこの映画はすごいの!それまでのストーリーの綻びや脚本のダメさをラストの衝撃だけでどうにかしようっていうクソみたいな映画もあるけど、そうじゃないです。ちゃんと丁寧に描かれた上でのラストです。



あ、観終わった後は感じは、『ミスト』に似てるかなー。ほら、もう分かってきちゃったでしょ?だから読まなきゃいいのに。



『グラン・トリノ』でも『レスラー』でも『ダークナイト』でもプログラム買わなかったのに、この映画で買っちゃったほど僕は気に入りました。そのプログラムが写真のやつ。でも後悔。だって、部屋の片隅にエスターがいるんだもん。もう見たくないって……。



ほんとはこの映画観た後、早稲田松竹で『3時10分、決断のとき』と『レスラー』観にいく予定だったのがいけなくなるくらい疲れちゃいました。なので、そのかわりってわけでもないけど、今週末の「TAMA CINEMA FORUM」行くことにしました。多分、三本観る。

2009年11月19日 (木)

スペル@TOHOシネマズ 六本木ヒルズ

僕らのサムライミと言えば『スパイダーマン』シリーズ……じゃなくてそうです!『死霊のはらわた』です。その『死霊のはらわた』の彼が帰ってきたわけです。もう全編ぬるぬるぐちょぐちょのホラー映画『スペル』。とはいってもゴリゴリなゴア描写だけってわけでもなくて、ちゃんと笑えるように作っているシーンもからいいね。あ、でもあまりに怖すぎて笑っちゃうってのはあるんだけど。実際に僕が観た回では映画館でも、血がぶしゅーと噴き出すところやおおい!まじかよー!ゲロロロローって!なところで笑いが起きてました。もう笑うしかねえと。



ホラー映画を分類するのにいくつか分け方はあるけど、モンスターあるいはゴーストVS主人公と、殺人者VS主人公ってのがあると思う。つまり前者は現実にはない対立構造で、後者はより現実的な話。まあ、厳密にいえば前者だって主人公を襲うわけだから殺人者なわけだけどそこはおいといて。で、この『スペル』は前者の対立構造で描かれていて、主人公に襲いかかってくるゴースト的なものからどうにかして逃れようというストーリー。ゴースト的なもののホラー映画って下手に作ると、それっぽい音楽と不意に画面にドーン!とその対象を登場させていわゆる驚きだけで怖がらせるって手法が使われるけど、そこはさすがサムライミ、そこらへんは緻密に描かれています。ちゃんと主人公に感情移入出来るように主人公のキャラクターが作り込まれてるから、主人公の彼女を応援したくなるし、彼女が危機に近づくとこっちも緊張することができる。


ホラー映画が怖くなるかならないかってここがすごく重要だと思うんだよね。それがリアルかリアルじゃないか、はあまり関係なくて、大事なのはリアリティがあるかってこと。自分にもそれが起こりえる可能性を観ている側が想像できるかどうかで、怖いホラー映画はそのためのテクニックがふんだんに使われていてそれを考えながら観るのもまた楽しいし、観終わった後、あそこはもしかしてこういう意味なんじゃないの?と深読みさせてくれる。この『スペル』もそういういいホラー映画です。普段はホラー映画あんまり……って人にも楽しめる映画だと思います。



今回、かなり夜の時間に観たんだけど、夜の六本木ヒルズ初めてだったけどすごいねバブルだね。なんかもううわー居心地悪いなーってのがあったけど、いざ『スペル』のシアターに入ったら人少ないし見に来ていた人たちも落ち着いた人たちでなんだかホッとしました。あまり夜の六本木ヒルズは行きたくないけど、会社から近いし、週末は深夜もやってるから使いやすいのよね。基本僕のホームはバルト9と早稲田松竹ですが。


今月、僕はあと7本映画館で観る予定なんだけど、それだけでもどうやって観る時間作ろうかひーひー言ってるのにシネフィルの人たちはいったいどうやって時間作ってるんですか?休みの日に2本、3本観ればもうちょっと数こなせるけど、それにしたって観てる人って桁違いだからな。もうその数だけで尊敬します。

2009年11月12日 (木)

ザ・クロマニヨンズTOUR MONDO ROCCIA'09-'10

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twitterを始めて半年以上くらい経つんだけど、最近急激にすごくおもしろくなってきてそのことについて書こうかなーとも思ったけど、それはまた次回。



さて、今日はザ・クロマニヨンズ「MONDO ROCCIA'09-'10」のツアー初日、AXに行って参りました。ヒロト&マーシーとは、中大の学園祭でのハイロウズラストライブ以来なので、もう何年ぶりだという感じだったけど何にも変わってなくて相変わらずロックンロールイエーイ!で、「紙飛行機」とか「スピードとナイフ」とか「エイトビート」とか「鉄カブト」とかもうグググッ!うわーってなって一瞬でした。一瞬。


やっぱり僕は彼らがクロマニヨンズになってもハイロウズのときと同じように、数メートル先にヒロトがいることに、手が届きそうなほどの距離でヒロトが声を出す奇跡に、やっぱり泣いてしまうのでした。












2009年11月 3日 (火)

教えてください、山形先生!!〜2日目

あー新文芸座で『仁義なき戦い』やってたんじゃん、しかも月曜は広島死闘編だったのに。完全に忘れてた、もう!

さて。


山形釣り道中、二日目、五時起床。


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おはようございます。散歩。朝モヤの月山もいいね。あれ、今突然頭に降ってきたけど、朝もやけむる改札口は今日もふにゃふにゃ~って歌詞なかったっけ?ま、いいか。



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青いっすねー(妻夫木)。青いね(佐野元春)。……古いね。今日も天気がよさそうだ。



$concourse mixer朝食。まずはコーヒー。お湯を沸かしているこのコールマンのストーブはいいですよ。ガス式じゃなくてガソリン式なので火力が強いです。昨日はこれに助けられました。と、いうのも明け方もう寝ていられないほど気温が下がってこれやべーよってなって、これで暖をとってことなきを得たのでした。なんでもラジオ聞いてたら、ここからすぐ近くの場所で最近の最低気温5℃を記録したとかで、いやいや9月だよ?しかもその場所よりもここの方が全然標高いし。







昨夜、山形先生が大山形先生に聞いたとスポットに向かいます。けど、その川はちょっとザラ瀬気味でどうなのかなー、ま、行ってみたら?ということで期待半分、不安半分。車で1時間半ほど走って到着。




$concourse mixer   $concourse mixer


今日も獣道を登って行きますよ。30分ほど歩いて良さげな場所を見つけてエントリー。エントリーって!釣り番組でよくエントリーとかフィシュオンとか言ってるけど、あれなんだろ。聞いた事ないよ。バス釣りの人とかは言うの?言わないよね。


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沢を登って行くと、ザラ瀬とは言ってたけどなかなかいい感じの流れになってまいりました。と……。




$concourse mixerイワナですよ、みなさん。昨日から何匹目かにしてようやく、まあいいかなという型。これもリリースサイズかどうかギリギリのところではあるけど針飲んじゃったので食べます。ちなみにこれは山形先生が釣り上げたもの。俺もそろそろ本気ださなきゃ。

















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って、思ってたら来たよ来たよ!俺にもかなりの大物が!!メジャーで計ってないけど、尺はギリいってないくらい。それでもこのサイズはなかなかないでしょー。いやいや本当に。ふーん、じゃなくてさ!



$concourse mixer気を良くしてどんどん登って行きます。途中飯作ったりもしながら、5時間くらいやってたかな。とはいっても、僕はさっきの型にもう満足で、沢登りが気持ちよくて「森はあたたか~い」とCWニコル気取りでプラプラ川遊びしながらやってました。


そして釣果が……
















$concourse mixer三匹、共にイワナです。2番目に大きなやつもなかなかの大きさですよ、本当に。いや、だからふーんじゃなくて!なっかなか釣れないんだから。すげーな、俺。これけっこういい大きさだよー。なんだよーリアクション薄いなあ。開高健とか読めよー。











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ちゃちゃっとその場で血合いやエラ取って捌いて、キャンプ場に持ち帰り。夜のおかずに。


ごちそうさまでした。



おわり。



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