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2010年4月14日 (水)

息もできない@シネマライズ

『息もできない』に行ってきました。

噂通り、そして予想以上の傑作!!今年、暫定ベスト1といってもいいくらいの映画でした。

とにかく全編にわたって暴力、暴力、罵詈雑言、暴力、そして暴力!


そこまで暴力を描くって意味は、主人公のサンフンは暴力しか人とコミュニケートする術を持たない人だからだ。口を開けば汚い言葉を吐くばかりだし、彼にとってはそれがコミュニケーションの手段なのだ。そこまで暴力的だと絶対にこちらとして感情移入できなさそうなんだけど、全然そんなことはなく、嫌いになれない、いやむしろ愛すべき人間に見えてくるのだ。いくら暴力だけでコミュニケーションしてるといっても、そこは人間だからもちろん血も涙もあるってことがちゃんと描かかれるから、ってのもそうだけど、でもはっきりとそれが描かれるのはごくわずかなシーンであって、それなのにそう思えるのは、彼の演技であり細かい演出であり、すごく繊細に作られてる映画だなーと思いました。




観終わった後の、ズバンと心をえぐられた&そしてそこに残るものの重さといったら、これがいかに骨太かということを思い知らせてくれて、もうヘトヘトでした。



実は、2日前にこちらも大評判の「第9地区」を見にいってきました。本当に待ちに待った、だって去年の夏くらい?とかで町山さんのポッドキャストで聞いてからというものずーっと待ってて、当初は日本公開無しにまでなった上での公開で期待値マックスで行ったのに、観たらその期待値超えるおもしろさで「エビちゃーん!!!!」って感じだったのさ(エビと呼ばれているエイリアンが出てくる)。それなのに!今日、『息もできない』観たら正直、『第9地区』吹き飛んじゃいました。いや、もちろん今でも相当『第9地区』好きだし多分もう一度観に行くけど、うーん、観終わった後の余韻とか、映画の中の暴力が観ている俺自身の気持ちの中に侵入してくる感じとか、もうすごいっす。



こんなにも素晴らしい映画なのに、全国でたった3館しかやっていないという事実。まあ、順次他の館にも回って行くかもしれないけど、3館だぜ!?3館。


それにしても本当にここんところの韓国映画はすごいですね。世界的にもベスト級の映画作りまくってて。国策で映画産業盛り上げてるといってもさ、いや、むしろちゃんとバックアップしてあげればちゃんと素晴らしいものが生まれてくるんだってことにちょっと驚きがある。あまり詳しくは知らないけど、相当うまくいっているイメージがあるので。




ここからは『息もできない』とは関係ないんだけど、今回映画観ていたら、上映中になんどもケータイ確認する馬鹿がいて、それが本当に腹が立ってしょうがなかった。そいつがケータイいじるたびにパカパカ光って集中力削がれてもう頭きて。上映中、ケータイいじるやつはほんと呪われればいいんだ!着信か時間かしらねーけど、そんなに忙しいなら映画館くんじゃねーよ!!


もうだからね、サム・ライミにさ、上映中にケータイいじるやつが呪われて地獄に引きずりこまれるっていうストーリーで『スペル2」撮ってもらえばいいんだよね。そういうことですよ『息もできない』って映画は。


全然ちげーよ!!




追記:ごめんなさいごめんなさい吹き飛んだとか言ってごめんなさい。二回目観にいったらやっぱり
『第9地区』もちょー素晴らしいです。全然吹き飛んだりなんかしてません。


これからはエビちゃんOLって言ったら、『第9地区』好きのOLのことだからな!






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