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2011年8月 6日 (土)

『誰も知らない』を数年ぶりに観た。

映画館で観た以来ぶりだったから、7年ぶりかな、『誰も知らない』を観た。当時観たときも生々しくすごいなーと思ったけど、そんなどころのレベルじゃないすげー映画だった。

セリフは台本とか使わずにその場で子供たちにしゃべらせてたんだっけ?子供たちの会話がリアリティのある生きた会話で、演技してるようには見えないドキュメンタリーっぽいんだけど、まったくもってドキュメンタリーではない。画面の見せ方だったり押さえるべきカット、偶然ではない狙って撮らないと撮れないカットが随所にあってちゃんと計算されてるし演出されてるしすごく映画してた。




とかまあそんなことはどうでもよくて、ぼくはラストのあるシーンで涙が止まらなくなってしまった。


あることを終えた二人が、朝日が差し込むモノレールに並んで座っているシーン。太陽のまぶしさだったり、二人の疲れきった顔だったり、汚れ具合だったり、共同作業を終えたことによる二人の絆だったり、あのシーンマジで神がかってると思った。

とっても悲しくて辛くて救われないのだけど、それでもなんだろ、画面に映っているものは悲壮感だけってわけでもないんだよな。ちょっとだけ、幸福めいたなにかを感じてしまうのです。もっといえば朝日が希望の光とも見えなくもない。いや、あのあとも彼らの生活は続く、より状況は悪化した状態で。だから希望なんて一切ないのだけど、そんな彼らにも朝は来るし明日はやってくるという強い力を感じるのかな。とはいっても、彼らにとって未来がくるということが、幸福なことだとは決して思えないのだけど。

それでも!そうだとしても、もしかしたら明日にはなにか少しだけ状況がよくなっているかもしれない。


それは子供だけが持っている、あの二人が持っている「未来」、だったりするのかなあ。



このシーン観るためだけにぼくはこれから先何度か見返す映画になると思う。DVD買おうかな。



とはいっても辛すぎて痛すぎるから、何度も観たくなるような映画では決してないんだけど。






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