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2014年6月 5日 (木)

自分なりのカレー

カレーが美味しい季節になってきた。
 
否、カレーはいつだってうまい。そして麻婆豆腐もうまいし餃子もうまい。カレー、麻婆豆腐、餃子で1年くらいなら回せる気がする。
 
この三つの中でどれが一番かと言われると悩むところだけど、僅差でカレーだろうか。勝因はカレーは作る過程も楽しいからだ。
 
カレー作りにおいて特にたまねぎ、たまねぎを薄く薄く自分の持てる限りの包丁さばきでスライスしているとき、そしてくたくたになるまで炒めているときが最高に楽しい。麻婆豆腐は作るといっても豆腐さえ入れれば完成というレトルトのやつを使っているし、餃子は冷凍しか使ったことがないのでそこに楽しさはない。
 
 
俺はラジオ大好き人間なので、暇なときに聴こうかなくらいじゃたまっていく一方の量のポッドキャストを登録している。たまむすび、タマフル、セッション22、深夜の馬鹿力、カーボーイ、ジブリ汗まみれ、文科系トークラジオLife、ヒデラジ……などなど。料理の時間はそれらを消化するのに最適な時間だ。というか料理に限らず家事をしているとき、家で「ながら」で出来る作業のほぼすべての時間ポッドキャストに登録してある何かを聴いているかもしれない。普段の自炊じゃ15分もかからん料理ばかり作っている人間にとって、カレー作りはそれなりのまとまった時間がかかるからポッドキャストのストックをガシガシ聴いていくのにも最適なのだ。
 
 
そういえばどんな料理でも家で作っちゃう料理好きの知り合いが、カレーだけは本格的に作ることはしないとか言っていた。なんでもスパイスとか集め始めたらキリがなくなりそうで怖いから、だそうだ。最近は固形ルーではなく、いくつかのスパイスとローリエなんかが入ったキットのような形で売ってるものもある。そういうので何度か作ったけどけっこう本格的な味でおいしかったように思えたが、それだけじゃ満足できずにもっと追求したくなるのだろうか、料理好きってやつは。
 
 
しかしそういったキット的なものに手を出すようになるのも、まずは何度か自分なりのカレーを作ってからになるだろう。
 
さあここで目の前に現れる「自分なりのカレー」という問い。自分にとってのカレーとは何か? カレーにとっての自分とは? ぼくとカレー、カレーと私……。
 
「自分なりのカレー」を見つけるべく私ははるか遠く、インドへと飛んだ……。
 
 
飛ぶな。答えはすでに自分の中にあるのだ。つまり、子どものころから自分で作ってきた人以外、まずは家で食べていた味や具のカレーを作ることになるだろう。最初はそれくらいしか基準がないからな。いや、むしろそれこそが「自分なりのカレー」に近づく第一歩である。そして試行錯誤の末、家で食べていたカレーから離れ始めたとき現れるのが「自分なりのカレー」である。
 
 
最近ようやく自分なりのカレーってやつが見えてきたかもしれない。
 
ルーは二つをブレンド。ただブレンドした方がいい感じになるというくらいの緩いこだわりなので、こだわりではない。タイプ的に少し離れたものを使うのが良さげ、くらいなレベル。
 
具に関して。豚か牛か、これはどっちでもよくて、なぜならどちらもおいしいからだ。好みとしてはチキンは一段下がる感じ。でもインド風のカレーにはチキンだよな。野菜は冷凍のことまで考えるとじゃがいもは抜いた方がいいかなーと最近は思っている。冷凍して温めなおしたときに水分ダダ漏れしてルーが薄くなるのと、すっかすかのじゃがいもが好きじゃないからだ。あと皮剥くのめんどいってのもあるけど、これはピーラーを持っていないのがいけないのだ。Go to Dollar store!
 
いやしかしそんなことは些細なことであり、枝葉だ。もっとも重要なのはオクラを入れることだ。いいか、ここは蛍光ピンクでアンダーラインだ。カレーとオクラの相性の良さったらない。にんじんやじゃがいもレベルでメジャーになってもおかしくない、いやむしろ肉よりも重要かもしれない。
 
すなわち、現時点で俺にとって「自分なりのカレー」とは、オクラ大量投入カレーだ。
 
 

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